OriosのActiveBasic講座(1-0):序章

2.なぜActiveBasicか

プログラミングをするには「言語」というものを選ぶ必要があります。 世界にいろいろな言語があるように、プログラムにもいろいろ「言語」、つまりプログラムの書き方があるわけです。 コンピューターができて間もない頃、プログラムを組むためには「機械語」と呼ばれる、機械が直接理解できる言語が使われていました。 この機械語というのは「10001100010001000010010000000100...」というように、数字の0と1を延々と並べるというもので、とても普通の人間のやるようなものではありませんでした。 なのでしばらくすると機械語の命令を「MOV EAX,dword ptr[ESP+04h]」というように、機械語を人間に理解しやすい英文字に置き換えてプログラムを組み、最後にまとめて機械語に変換するという言語が登場しました。 これが「アセンブラ言語」です。 しかしこれも機械語を直訳したものにすぎないため、レジスタなどコンピューターの内部構造にかなり詳しくないと使えませんでした。 そこで登場したのが「高級言語」という種類の言語です。 これはプログラムをかなり人間に理解しやすい形で組むことができる言語で、「C言語」や「VisualBasic」など、今あるプログラミング言語のほとんどがこれです。

その高級言語の中に「N-88BASIC」という言語があります。 これはパソコンの初心者でもわかりやすいように作られた言語で、十年くらい前までは普通に使われていました。 しかしこの言語は「Windows 95」が出る前、「MS-DOS」が主流だった時代に使われていたものであり、はっきり言って時代遅れです。 とは言っても「BASIC」という名のとおり、この言語はプログラミングを始めるにぴったりの言語です。 そこでこの「N88-BASIC」に似ていて、かつ今使われているようなソフトを作ることのできる「ActiveBasic」の講座をここで開くわけです。


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