管理人の戯言(たわごと)II 特別編 「修学旅行徒然記 part.2」(北海道編)

2005/06/09〜2005/06/13の5日間、私は北海道へ修学旅行に行ってきました。 で、また例のごとく詳細報告をいたします。 それでは北海道に旅行しているつもりで読んでください。

目次


修学旅行前

(1) 修学旅行のしおり

修学旅行前にしおり(冊子)を作りました──というのは当たり前のことですが、これの裏表紙がこのしおりを曰く付きのものにしてしまった……。 ロング・ホーム・ルーム(LHR)でしおりを作ったのですが、表表紙は迫力のある格闘家風の男の絵でよかったのです。 しかし、この裏表紙は「女の子の絵」でした。 これをまた男子が描いたということで、クラスに不平不満の嵐……。 ──私は、このときはそこまでしか思っていませんでした。 が、後から聞く話、その「女の子の絵」というのが「エロゲーのキャラ」だったそうです。 やめてくれ! おかげで修学旅行中裏表紙を他人に見られないように注意する羽目に……。 ちなみにそのキャラは「D.C.〜ダ・カーポ〜」の「朝倉 音夢」みたいです(ネット検索結果、保証なし)。

もう一つ言えば、このしおりを学校の先生方やJTBの方々が堂々と持っていたというのが面白かったです。 まず先生方やJTBの方々で気づいている人がどれくらいいたのか……。

(2) 自主研修計画

修学旅行前に班ごとで、後述の札幌・小樽の自主研修の計画を立てるのですが、うちの班は適当に書きました。 ──これが後でひどい目に遭う原因と……事前に計画はしっかりと立てましょう。

1日目(6/9)

(1) 行きの飛行機(松山→羽田→旭川

久しぶりに飛行機に乗りました。 やっぱり飛行機の離陸の感覚や窓から見る景色はいいですね。 特に富士山は良かったです。 さすが日本一の高さとあって、富士山だけ雲から頭を出していました。 初めて生で富士山を見れてよかった……。

(2) 北海道の特徴

まず、北海道の道路の特徴は「縦型信号機」と「スノーポール」ですかね。 どちらも雪対策で、特に「スノーポール」は初めて知りましたが、雪が積もって車道が分からなくなったときのための矢印だそうです。

あと、雪捨て場がありました。 泥の山積みのあまり変わりませんでしたが……。

(3) 昼食(いくら丼)

昼食は「旭川ラベンダーヒルズ」で「いくら丼食べ放題」でした。 数年前いくらを初めて食べて「まずい」という評価を下して以来の「いくら」でしたが、「おいしかった」です。 ……ただ、残念なことに味が濃くて(醤油の方か?)3分の2杯食べた頃から飽きだして、結局1杯で終わってしまいました。

あと、ここで「ラベンダーソフトクリーム」を買って食べました。 味は普通のソフトクリームと変わらないのですが、「匂い」に問題が……。 当然ラベンダーの香りなのですが、私はそのときまで、ラベンダーの香りを「ラベンダーの香り」と知らずに「別の匂い」として認識していたためにこう思ってしまいました。 ──「あ、トイレの芳香剤だ。」 このときトイレに芳香剤を用いるべきでないと感じました。

(4) 黒岳

ロープウェイを使って「黒岳」の5合目まで登りましたが、6月なのに雪! 先生に聞くところ、今まで修学旅行に来て黒岳に雪が積もっているのを見たのは初めてとのこと。 で、ある人は雪合戦をし、ある人はリフトでさらに上に登っていました。 私はロープウェイの降り口の付近にとどまっていましたが、リス(おそらくシマリス)を見ました。 初めて生でリスを見たので感動しました。 あと高山植物の「キバナシャクナゲ」も見ました。

(5) 層雲峡

バスの中から層雲峡の「柱状節理」をいろいろ見てきました。 ──ただガイドさんからいろいろ説明を受けたのですが、あまりにも首の運動(左を見てすぐ右を見て次に上を……)をしすぎて残念ながら何があったか覚えていません (かすかな記憶をたどれば、観音や聖マリア像や七福神の中の長寿の神に見える岩とか、サイの角に見える岩とか、九(?)賢者(?)とか……これ以上書くとボロが出そう) それでも一つだけ言えるのは、いろいろな形の岩があるということです。

あと、層雲峡ということで「銀河の滝」と「流星の滝」も見てきました。 ちょうど中国画に出てきそうな滝で迫力がありました。

(6) ホテル大雪

部屋は8畳和室、テレビあり、食事は普通の定食みたいな形式でした。 あと、部屋の有料チャンネルは見れないようになっていました。

で、部屋の様子ですが、メンバーがメンバーだったので「平和」な部屋でした。 別の部屋は騒ぎ倒しているところが多かったとか……。 私達は、五、六人以上で大富豪していました。 この日は私は運が良く、結構強かったです。

2日目(6/10)

(1) 旭山動物園

午前中は今日本が注目している旭山動物園に行ってきました。

(a) ぺんぎん館

ぺんぎん館で注目すべきは、やっぱりあの海中公園にあるような水中トンネルでしょう。 ペンギンが鳥のようにスイスイ泳いでいく様子がよく分かります。 やっぱりペンギンは鳥だった。

(b) あざらし館

皆さんも知っていると思いますが、あざらし館にある円筒形のアザラシ用通路はやっぱりいいです。 そこを通るアザラシが非常に間近で見れます。 もちろん毛の一本一本まで見えます。 あれは感動ものでしょう。

あと、「もぐもぐタイム」というエサやりの時間も良かったです。 アザラシがエサを欲しがるときに手(足?)をパンパン叩いたり、あざらし館に住み着く海鳥がアザラシのエサの魚を食べようとしたり……。 面白かったです。

(c) ほっきょくぐま館

ほっきょくぐま館は、ホッキョクグマが水中で泳いでいる姿とか、ホッキョクグマが自分に襲いかかってくるのを体験できる……はずなんですが、私が行ったときはホッキョクグマが疲れていたようです。 寝そべっていました。

(d) もうじゅう館

一番印象に残っていたのはヒグマが交尾の最中だったことです。 腰の振りがよかった……いや、何でもない。 それから、クロヒョウが豹柄だということも確認できました。 あと、ユキヒョウの展示方法がいいですね。 真下からユキヒョウが見れるようになっていました。

(e) 他の展示

他に面白い展示法を書くとすれば、「北海道産動物」のところで、円筒状の中にもぐっているタヌキやキツネが、その円筒についている窓から見れるのくらいかな。

パンフレットなどの情報を見ると、「オランウータンの空中散歩」も見物だそうです。 ただ、私が行ったときは確かに上にロープは張っていましたが、オランウータンが歩いてなかったのでコメントできません。

(f) その他

チンパンジーのところに「ヒト科」と書いていました。 ……マジですか?! (本当です。「ヒト科チンパンジー亜科」です。) トリビアになりそうなネタでした。

あと、全体的な印象ですが、やっぱり有名にはなっているものの、あくまで「市の小さな動物園」なので、動物の種類が少ない印象はあります。

(2) 昼食(ジンギスカン)

再び「旭川ラベンダーヒルズ」で今度は「ジンギスカン」を食べました。 ……ただ量が多い! しかも4人で一つのプレートを使うのですが、私以外の3人が脱落してどっかに行ってしまったため自分で食う羽目に──と言っても自分も残しましたが……。 で、量が多い上に一人で食べるため、時間がかかるものですから、下のもやしが犠牲(黒焦げ)になっていました。

ところで、この後もジンギスカンを食べることになりますが、羊の肉って臭いですか? 私は別に何のにおいも感じることなく、牛肉と同じ感覚で食べていましたが、これは私の嗅覚・味覚障害ですか?

(3) 美瑛車窓見学

午後は最初、バスの車窓から美瑛の車窓を見てきました。 最初にCMに使われた木をいろいろと見ました……が、「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」「マイルドセブンの木」などを見たところで、元のCMを知らないので何とも……。 あと、他にも車窓から美瑛の景色を見てきましたが北海道はでっかいどー! いや、ギャグを言いたいわけでなく、本当に広い! じゃがいも畑とかいろいろあるのですが、一つのブロックが大きく、さらに、それが一面にあるわけです。 地平線が見えるほどです。

あと「ジェットコースター坂」なるものも見てきました。 非常に起伏の激しい一直線の道なのですが、本当にジェットコースターを思わせました。 やっぱり北海道は違います。

(4) 後藤純男美術館

日本画で有名な後藤純男さんの美術館に行ってきました。 まず、絵が迫力があります。 と言っても、描かれた対象物に迫力がある絵ではなく、絵が大きくしかも非常にうまい

館長さんが「日本画」とは何たるかについて語っておられましたので、まずそれについて書いておきます。 「日本画」というのは、「岩石からできた絵の具で描いた絵」ということだそうです。

──で、話を絵自体の方に戻しますが、私は「シャープネスとぼかし」をうまく使っているという印象を受けました。 遠くの景色などのぼんやりしたところは荒めに描いて、近くの景色などシャープにすべきところはくっきりと描かれていました。 これは私が何か描くのにも参考になりそう……。

(5) 千房峠

やっぱりここは景色がいいです。 富良野の広ーい土地や市街地を見渡せます。 何度も言いますが、やっぱり北海道は大きいです。 ここでもそれが実感できるかと思います。

ところで北海道でさんざんタンポポ(綿毛が8割、花が2割くらい)を見てきたんですが、北海道って6月上旬はタンポポの季節なんですか?

(6) ファーム冨田

ラベンダー畑で有名なファーム冨田です。 本当は一面のラベンダー畑が見れるはずなんですが、ちょっと時期が早かった……。 そのため温室に咲いているラベンダーしか見れませんでした。 ラベンダーの香りはほとんど感ずるあたはず(自分の鼻が悪かっただけか?)──手に持っていた「ラベンダーソフトクリーム」の方が香りました。 それでもラベンダーはキレイでした。 ラベンダーの花を間近で見て、ラベンダーの花一つ一つは小さいということを実感しました。

余談ですが、ここの某教師(チョークでない先生)がここでラベンダーソフトクリームを買おうとして並んでいたら、仲の良い先生に「行きますよ」と手を取られて連行されたという(まるでデパートのおもちゃ売り場状態の)噂が……。

(7) 富良野ベルヒルズ

食事はバイキング、部屋はベッド付き3人部屋、テレビあり。

ここでは男子が野獣と化した……スケジュールの都合で女子を先に風呂に入れた後は、女風呂・男風呂両方男子貸切です。 もう何が起こったか分かると思いますが、男子が女風呂に行ってはしゃぎまわるはしゃぎまわる……。 しかも私のいるE組は女子が入った直後の順番なので、余計に野獣と化していました(私もその一人)。 女子の座ったあとの椅子に座ったり、<<以下通常の文字では書けません。>> 女子の陰毛を探したり、あとさすがにやった人間はいないと思いますが、風呂の水を飲もうとしたり(「ラブジュース」と言いながら)……

3日目(6/11)

(1) ホーストレッキング

コロポックルでの自然体験のメニューの1つ、乗馬です。 私は馬と間近に触れ合ったことがなかったので、馬を間近で見れてよかったです。

乗馬の順番が来る前に小屋にいる馬のブラッシングをしました。 馬を実際に触ってみたんですが、感触は「堅い・柔らかい」です。 馬の肉の付いているところは、人間の体を触るのと同じように堅いんですが、馬の皮だけになっているところはすごい柔らかかったです。

で、実際の乗馬ですが、感想はバランスが取りづらい……。 乗ってみないと分かりづらいと思いますが、とにかく揺れる! インストラクターさんが「重心を後にする」と言われていましたが、本当に重心を後にしておかないと間違いなく落馬します。 よく時代劇で馬で駆けるマツケンこと松平健さんなどを見ますが、あれは相当訓練が必要なんじゃないかと思います。

あと、感想をもう一つ書けば「物足りない」。 一人当たり10分〜20分で、しかも馬で歩くといってもインストラクターさんが紐で引っ張りながら歩くだけです。 今度ここに一人で行って、別のコースを頼めばもっと充実した乗馬ができるのだとは思いますが、修学旅行なので仕方ないのですかね。

(2) 六郷

ドラマ「北の国から」の舞台……私はこのドラマを一度も見たことないので、あまりコメントできません。 ただ、撮影に使われた丸太小屋など、このドラマのファンの人なら絶対喜びそうなものがありましたので、ファンの人は行くといいかもしれません。

(3) ラフティング

午後からは空知川でラフティング(ボートに乗っての川下り)をしました。

ラフティングの前にまずスイミングスーツを着ましたが、暑い! 宇宙服とは言いませんが、ぴっちり体にフィットするやつで、また手首・足首・首周りがぴっちりしており、さらに通気性が悪いので暑かったです。 それでも結局水がかかるので不快感は感じませんでしたが……。

ラフティングの講師の人は、またハイテンション! 特に取りまとめの人なんかは完全にはじけていました。 さすが大阪人!(注:大阪出身で今は北海道在住)

で、ラフティングのほうですが、これまた最高! 川を下るんですが、みんなと息を合わせて漕いだり、近くのボートと水を掛け合ったり、「ハイファイ!」とか「JP!」(="Just a pig!")と掛け声をあげたり……といろいろやりました。 あと、インストラクターさんの許可で皆わざと落ちてすぐボートに戻るということもしましたが、深かった……! おかげで「わざと」落ちたはずなのに、「本当に」落ちたかごとくの状況になってしまいました。 それから、実際に漕いでみて分かったのですが、川って結構流れに凸凹がありますね。 何回もジェットコースターみたいな状況になりました。

4日目(6/12)

( ) 札幌自主研修

4日目は11:30〜20:00の間、札幌自主研修です。

(a) 全体的な感じ

まず、札幌市内(中央区)の印象ですが「分かりやすい」です。 というのも、ご存知のとおり市内が「碁盤目」になっているため、現在地をx-y座標系で表すことができ、非常に分かりやすかったです。

(b) 特一富屋 [inすすきのラーメン横丁] (-3, -5)

まずは昼食ということで、すすきのラーメン横丁に行きました。 狭くて暗い、でも味のある一本道に、ラーメン屋がひしひしと並んでいました。

で、私達の班の中にB'zファンがいたので、そのB'zがプロモーションビデオ撮影のために使ったという「特一富屋」というラーメン屋に行きました。 店内ですが、カウンターがあってそこから調理場が見えるのですが、調理場の中は昭和30年代くらいのいい雰囲気が漂っていました。 あと壁には有名人のサインが結構並んでいました。 誰のかは分かりませんでしたが……。

しょうゆラーメンを頼みましたが、まあまあおいしかったです──ラーメンの味に詳しくないのでこれ以上詳しく書けません。

あと、ラーメン屋の印象が変わりました……というのも、こういうラーメン屋さんというのはご主人が頑固で無口だというイメージがあったのですが、実際は、「修学旅行?」とか「どこから?」とか聞いてくれる普通の人でした。

(c) 赤レンガ (-6〜-5, 2〜3)

「赤レンガ」こと旧道庁舎に行ってきました。 特に印象的だったのは、十数か所くらいに付いている開拓の象徴の「星」と、中央の上が丸ドーム状になっている塔ですかね。 あと、確かにレンガで赤かったです。

中は、やはり明治の雰囲気が残っていました。 そして、一部の部屋では開拓の歴史をはじめとしてさまざまな展示がありました……が放送委員会のカメラの撮影に追われてロクに展示を見ていないのでコメントできません。

(d) 時計台 (-2, 1)

「時計台」こと旧札幌農学校演武場ですが、まずはやはり場所に驚きました。 ビルの立ち並ぶ札幌市街地の一角にちょこんとありました。 これは気をつけないと「時計台」とも分からずに見過ごす可能性大です。

中ですが、一階は展示物がずらっと並んでいて、二階は、演武場かつ講堂として使われていたところに椅子を並べて、映し出される映像を見たり、時計の模型を見たりできます。 また例のごとくカメラ撮影のため、特に一階の展示物に関してはロクに見ていませんが……。

(e) テレビ塔 (-1, 0)

札幌のほぼ中心にそびえるテレビ塔ですが、外からの特徴としては四方に電光掲示板の時計が付いていることですかね。

中、特に展望台ですが、やはり眺めがいいです。 札幌市内を見渡すことができます。 あと中に記念コインを自動で発行してくれる機械もあるので、記念コインを作るのもいいかもしれません。

あと、テレビ塔で特筆すべきは「テレビ父さん」なるキャラクターですかね。 テレビ塔にひげのある顔が描かれた謎めくキャラクターで、土産屋などあちこちに出現していますが、一番気になるのは非公式キャラクターだということです。 公式キャラクターは一体どこに行ったのやら……。

(f) よさこいソーラン (すべての実数(?), 0)

ちょうど「よさこいソーラン」の最終日だったので大通りを通るついでに見てきましたが、やはり勢いがあります。 体にずんずんと伝わる大音量の音楽の中で、数十人から構成される一グループの人間が、一糸乱れぬダンスを披露しているのは、見ている人間にもその勢いが伝わってきます。

ところで、「よさこいソーラン」があったせいか、外国人が多かったです。 ここに来る前にラベンダーヒルズでは中国人の団体観光客と同じ部屋で昼食を取りましたし、札幌市内でも多くの外国人と会いましたし……おかげで、中国語や韓国語や他の言語が聞こえてきても驚かなくなりました。

(g) ロビンソン札幌店 (-4, 5)

「二条市場」で、班員がカニを買わされていたのを見た後、ここに行きました。 普通のデパートですが、ここの地下で食品関係のお土産が売っているので、ここでロイズチョコレートを買ってきました。

(h) すすきの (すべての実数(?),5〜6)

やることがなくなったので、夕方のすすきのの様子でも見てこようとしましたが、風俗の広告を配っている人に「どこ行くの?」と聞かれ、班員の一人が「土産物探しに」ととっさに答えたため、再び北に戻ることになってしまいました。

(i) JR札幌駅 (-4〜-2, 5)

このあと狸小路商店街のなんとかという店で(班員が)買い物した後(私は見てただけ)、ぶらぶらしていましたが、夕食をとらなくてはならず、また時間も少なくなってきたということで、「JR札幌駅」に行って食事をしようと思いました。

「JR札幌駅」の印象ですが、ばかでかい! もともと「JR松山駅」は主要駅の規模としてはクズ以外の何物でもないのは分かっていますが、それでもあれはでかい! JR四国管内の駅で一番規模が大きいのは徳島駅か高松駅だったと記憶していますが、それをはるかに超えていました。 これが悲劇を生む一要素に……。

JR札幌駅で食事……ということになりましたが、さすがの規模だけあって食事屋が多すぎます。 それで、何を食べるか意見がまとまらないうちに時間が経ち、さらに時間がないということで回転寿司を食べようとしたものの、修学旅行のしおりに書かれていた回転寿司屋も見つからず、そして札幌駅内をさまよい歩いた結果、時間がないので地下の総菜屋で何か買ってホテルで食べることに! ということで、結局総菜屋でカツ丼と餃子を買ってホテルに戻りました。

(j) 全日空ホテル (-1, -3)

で、札幌駅で買ったカツ丼と餃子に加え、さらにここにあるコンビニでおにぎりと、北海道にしかないという「ガラナエール」なるコーラライクな飲み物を買って、部屋でさびしく食べました。 そして、8時間近く歩き回ったので、足が完全にダメになっていたので、就寝時間になったらとっとと寝ました。

もともと夕食がこんなさびしい結果になったのも「事前計画」が悪かったからです。 何せ、事前計画と言ってもそんな簡単に決まるものじゃないので、適当に観光名所を並べて最後に「ホテルに直行」と書いた杜撰な計画になりました。 そのため、ロビンソンを過ぎたあたりから何もすることがなくなり、挙句の果てに「ドンキホーテ」(松山にはない)に入る始末。 そして最後どこで食事するかを決めていなかったために、あーだこーだしている内に時間が過ぎてしまいました。

ということで、札幌自主研修で得た教訓は「他はどーでもいいから、食事をするとこだけはキチンと決めろ!」です。

5日目(6/13)

(1) 小樽自主研修

午前9時〜正午までは小樽市内の自主研修です。 全体的なイメージは、後述のとおり、坂が多かったり、教会があったり、歴史的建造物が多かったり……と、ちょうど長崎に近いかな。

(a) 石原裕次郎記念館

班員の人が家族の人にお土産を買いたいということで、ここに行きました……が、入館料が高い(\1,500らしい)ので、入館料なしで入れるお土産コーナーでお土産だけ買って帰りました。 ちなみに、建物の中に入るところに実物大の石原裕次郎の写真の人型パネルがありましたが、私の印象は、確かに身長が高いのですが、やせていてスラっとしているため、そんなに大きいという印象はありませんでした。 むしろ小さく見えました。

「中に入らないほうがいいんじゃない?」と勧めてくれたのは裕次郎記念館に行くために乗ったタクシーの運転手さん。 そして、入館料を払わなかったために浮いた\1,500はというと……2年前の長崎修学旅行と同様に、またまたタクシー貸切。 以降はタクシーの運転手さんに行き先を任せてタクシー移動。

(b) 旭展望台

まずは、小樽市内が一望できる旭展望台に行きました。 やはり運河の町だけあって、海や運河などの様子が一望できました。

(c) 富岡カトリック教会

次に、富岡カトリック教会に行きました。 と言っても行った日は一般の人が中に入れる日ではなかったので、教会の外観を見た後、外にあるマリア像にお祈りをして去りました。

このとき、タクシーの運転手さんに胸の前で十字を切って祈るということを教えてもらったのですが、うちの学校カトリックのはずなのにそんなこと教えてもらってません! 宗教の時間に、うちの神父さんがイスラム教の祈り方は実演してまで教えていたのに……。

(d) 地獄坂

地獄坂ですが、登るときはあまり急だという感じはしなかったのですが、下るときにかなり急だということを実感しました。 しかも長いので、この坂の上にある小樽商科大学の学生はかなり大変だという話を聞きました。

(e) 高島岬

今度は高島岬から景色を見ましたが、一面海! とにかく一面海なものですから、水平線が若干カーブを描いている、つまり地球が丸いということが実感できました。 あと、近くに水族館があるためトドの泣き声が聞こえたり、どこまでもついてくる「トド岩」などすごく楽しめました。

(f) 民宿青塚食堂

前日の悲惨な夕食とは一転して、この日の昼はタクシーの運転手さんのなじみの店で昼食を取りました。

ここの食堂は目の前に海が広がっている、つまり海にかなり近いので新鮮な海産物が食べれます。 で、私はタクシーの運転手さんの勧めで「北海丼」を食べたのですが最高においしかったです! おそらくこの修学旅行の中で一番おいしかったです。 ちなみに「北海丼」は、いくら・にしん・ほたて・海苔の佃煮の四種類の海産物をのせたどんぶりと、赤ちゃんホタテのスープなどがついたやつです。 特にスープの赤ちゃんほたてがおいしかった……久しぶりにほっぺたが落ちそうになりました。

(e) 小樽運河

最後に小樽運河沿いに進みましたが、小樽運河にはとにかく歴史的建造物、特に石造りの建物が多かったです。 運転手さん曰く「小樽の人は歴史的建造物を大事にする」ということだそうです。

運転手さんへ──小樽市内のいろんなところをまわっていただいたり、いろいろ話をしていただいたり、学生だということで値段を負けていただいたりしてありがとうございました。

(2) 帰りの飛行機 [千歳→羽田→松山]

帰りは羽田乗換えで千歳空港から松山に帰りました。 運が良かったのは、2便とも窓際! 別に私が窓際をくれと言ってこうなったわけでなく、本当に偶然です。

で、帰りの飛行機に乗って窓の外を見て思ったのですが、雲の上には違う世界がある。 ちょうど帰りの日は曇りだったので、下に雲があるわけですが、その雲が二重になっていたので上にもまだ雲があるわけです。 その景色が、ちょうど下の雲が海に見え、また上の雲はそのまま雲に見えたために、まるで雲の上に登るとまた地上とは違う別の世界があるようでした。

あと、羽田の乗り継ぎですが、羽田もでっかいどー。 シャレでも何でもありませんが、着いたところが54番か56番ゲートくらいだったのですが、その後、松山行きの便の搭乗口が106番ゲートです。 なんぼ搭乗口があんねん?! しかもバス移動! 松山空港じゃ考えられません。

ついでに書いておきますが、羽田→松山の飛行機は国際線用の飛行機でした。 目の前に小型テレビがあるのを初めて見た……。 隣の人はその目の前の画面でできるゲームをやっていました。

修学旅行後

( ) 土産品

結局お土産は「白い恋人」「大雪山クッキー」「ロイズチョコレート」あとその他小物でした。 ただ放送委員に「ロイズチョコレート」を買ったのはまずかった……今溶けているそうです。 売り場では「常温(25℃)で保存可能」と書いていましたが、よく考えれば松山は連日最高気温が30℃近くになり、さらに梅雨なのに雨が降らないなんて状況でしたから、溶けて当然ですかね。

総評

北海道を満喫することができました……札幌駅地下の総菜さえなければ(注:決してここの総菜がまずいというわけではありません。味はおいしかったです)。 まあ、とにかく、この旅行で実感できたのは「北海道はでっかいどう」ということと「海産物がうまい」ということでいいでしょうかね? 特に北海道の広さには感動しました。


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